介護保険、障がい福祉の請求代行や給与計算の代行を請け負っている「北日本ケアサポート」の代表をしております、鷲尾和巳と申します。宜しくお願い致します。
別法人で介護、障がい者福祉の事業所も5事業所経営しております。 

「介護業界をザックリ切る話」という題目なので、いつもクライアントにはなかなか直接言えないことも言っちゃいますね!

第18話「放課後デイサービス立ち上げ

〜立ち上げた後は〜

前回までのコラムを見て頂いた方は、立地、建物、採用までご理解頂けたかと思います。
 *放課後等デイサービス立ち上げ 〜リサーチの仕方とは〜
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放課後等デイサービス立ち上げ〜場所と金額は?〜
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放課後等デイサービス立ち上げ 〜採用はどうすれば?〜

今回は立ち上がってからのお話をさせて頂きたいと思います。

1.利用者獲得

事前にリサーチはしているとは思いますが、改めて宣伝をしておく必要があります。そこで、宣伝と営業の仕方をお伝え致します。

まずは開設の準備や内装を手がけている段階で、その途中経過などをストーリーのように、フェイスブックで告知していきましょう!
それを見た方の中から少しづつファンが出来て、開設前から「こんなお子さんがいるんだけど、サービスは可能ですか?」などの問い合わせが入ってくるかと思います。

このように、開設前からファンが付いて来てくれると、そんな方達は情報のシェアをしてくれるなど、拡散などの様々なお手伝いをしてくれるので大事にしましょう!

空中戦(フェイスブックやwebサイト)もそうですが、アナログな営業ももちろん必要です。

小学校や保育園、幼稚園などに挨拶周りは必須です。どちらかに通われているお子さんを預かるわけですから、今後、情報交換する相手先にもなります。

あとは何と言っても相談室でしょう! 自社の特徴を話し、メールや電話で利用者さんに伝えてもらうのです。

相談室も色んな利用者さんを抱えているので、既存の事業所に通っているが、1週間のうち複数回利用希望していた人や、児童発達支援で送迎が出来なくて困っている人などがいるはずです。その時に、当社であればそれらが可能だという事を伝え方をしておきましょう。そうすると、相談員の方が利用者さんの希望を聞いたときに、「あの事業所だ!」と思い出してもらえるような工夫が出来ると良いかと思います。

2.営業日

当社もまだ土日祝日はお休みですが、今後は土日祝日も営業していこうと思っております。
「児童発達支援」「放課後等デイサービス」は定員が1日10名という決まりがあり、平日のみだと、月平均20日ぐらいの営業になります。
稼働率が100%だとしても、10名×20日=200回。1回あたりの利用料が平均9,000円ぐらいですので、月の売り上げが180万ほどです。

これでは、せっかくの場所も利用者さんもいるのにもったいありません。そこで、土日も営業するようにすると、利益率はグッとあがります!
10名×30日=300回。1回あたり9,000円ですから、270万がマックスの売り上げになります。

土日は利用時間を少々短くし、放課後等デイサービスのみを受け入れる様にすれば、人件費の割合もそこまで高くなく運営出来るでしょう。

土日祝日の営業日を加味し、それに見合った採用を最初からすると、かなり早い段階で損益分岐点まで到達するかと思います。

 

まだまだお伝えできないがたくさんあるので、さらにお聞きになりたい方は、全国どこからでもお問い合わせください。
当社は北海道にありますが、全国の障がいを持ってる子供に公平なサービスが行き渡る事を祈っております。
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