はじめに
介護保険、障がい福祉の請求代行や給与計算の代行を請け負っている「北日本ケアサポート」の代表をしております、鷲尾和巳と申します。宜しくお願い致します。
別法人で介護、障がい者福祉の事業所も5事業所経営しております。
「介護業界をザックリ切る話」という題目なので、いつもクライアントにはなかなか直接言えないことも言っちゃいますね❗️
「第19話 ザックリ切る話」
放課後等デイサービス立ち上げ
〜初期費用をどう抑える❓〜
- 増設した経緯
色々と忙しくなりという言い訳をして、更新が止まってしまっていましたが今月から毎月1本は更新していきますので楽しみにしていください。
私が更新してない間にしていたことなどをお話したいと思いますが、実は岩内町にある放課後等デイサービスが好評につき、事業所を増設する事にしました。
子供10人、大人5人が一つの部屋にいるとなる場合、圧迫感と子供たちの動きを制限してしまうことがあります。それは私の本意ではないので、決行致しました。
- どんなところ❓
最初の場所で反省したところもあったので、今回は、駐車場がたっぷり、エアコンしっかり、スペースも広々としているところを選びました。当社が入る前はケータイショップが入っていたそうです。その前はコンビニだったのでやっぱりデイサービスはコンビニ跡地と相性が良いと思います。なぜかと言うとやっぱり間仕切りが少ないこと。未経験の方は「なぜ❓」と思うかもしれませんが、間仕切りが多いとやはり目が届きづらくなってしまうことや、子供たちが走ったりするスペースが作りづらくなってしまうからです。
- 費用は❓
当社は、本社を札幌に置いていますが札幌のコンビニ跡地で国道沿いなんて言うとおそらく月々30万円します。それに駐車場がたっぷり有るところなんかはもっといくかもしれませんが、岩内町は、135,000円でした。これは岩内町に限らず地方では可能な金額だと思います。固定費を抑えると言うのは事業を行う上でマスト条件ですので、最後までしっかりオーナーさんと交渉しましょう。私も最初は15万と言われていましたが、勉強してもらいました。
- 初期費用は❓
では本題の初期費用です。初期費用というのは投資になりますよね❓事業がうまく行った後に回収していくイメージですがこれも固定費同様、少なくできればそれに越したことはありません。
ただしコンビニ跡地などで、放課後等デイサービスをやろうと思っても絶対にそのままは使えません。やっぱり子供たちが楽しく通いたい場所にしなくていけませんのでデザインなども工夫する必要があります。
具体的に申し上げると、壁紙、床は絶対必要だと思います。床は子供たちが転んでも怪我をしない様に、当社では床全面にクッションマットを敷き、その上にタイルカーペットを敷くという仕様です。壁紙やタイルカーペットの色はスタッフと子供たちで決めてもらいました(笑)
それだけで本来100万円近くかかるかもしれません。
当社ではさらに今回シャワーを室内に設置したいという現場の声を吸い上げました。
どうしても自宅でシャワーやお風呂に入りたがらない子供もいるので、放課後等デイサービスに来た際には、入ってもらいたいという両親の思いを形にしたかったのです。
そうなってくると温水器も必要になり、業者に見積もりしたところなんと総額200万円近くになりました(笑)
「まだ引っ越し前の事業所分も回収してないのに〜」という私の心の声が漏れそうでした。しかし必要なものは必要ということで、出来るためにどうしたらいいのかを考えました。
・岩内町の補助金を活用する
→地方創生のために補助金が出ていることがあるので、市町村にご確認ください
・ネットと現地の組み合わせ
→どうしても人を連れていくとお金がかかるので、職人さんは現地でお願いします。ただしそれでも高いと思う時は都会に見積もりをとるのも手です。出張費をプラスしてもまだ都会からの方が安いことがよくあります。
そしてインターネットで部材を探すことをお勧めします。私が使ったのはヤフオクで未使用のものを購入したりしました。
まとめ
そんなこんなで細かいお金のところは次回お伝えしようと思いますが、約200万の初期費用が半額の実質100万円程度に収まりました。
100万円と聞くとあまりパンチが無いかもしれませんが、100万円の利益を出すためにはいくらの売り上げが必要かを考えると大事さがわかるかと思います。
では次回は細かな数字や工夫の仕方、交渉の仕方なども解説したいと思っております。
最後まで読んで頂きありがとうございました。