はじめに
介護保険、障がい福祉の請求代行や給与計算の代行を請け負っている「北日本ケアサポート」の代表をしております、鷲尾和巳と申します。宜しくお願い致します。
別法人で介護、障がい者福祉の事業所も4事業所経営しております。
「介護業界をザックリ切る話」という題目なので、いつもクライアントにはなかなか直接言えないことも言っちゃいますね❗️
第7話「マーケティングの仕方と結果は❓」
はじめにご紹介させていただいた通り、私は介護・障がい福祉事業所も経営しておりますが、
現在、児童デイサービスを新規で立ち上げしようとしていますが、その軌跡ををお伝えいたします。
①どこに出店する❓→第6話
②マーケティングの仕方と結果は❓→第7話
③SNSを活用した営業と採用→第8話
②マーケティングの仕方と結果は❓
前回からのあらすじ
札幌はレッドオーシャン(サービスが飽和状態)→地方進出→自分が所縁のある地域からリサーチしてみよう❗️
ざっくりこんな感じです。
人脈もそこそこあるし、まずは岩内からという感じでしたがまず私がやったことは需要があるのか❓ということです。必要とされていないところに進出するのは大変ですし、応援も無いので、現状必要とされているのかを確認しました。
最初にやったのは、【相談室】と言われるところです。岩内町には一箇所あって町から委託をうけている社会福祉法人が経営されていました。役場に電話したところ障がい児についての相談があった場合は、委託先の相談室に振っているという事だったので、相談室に連絡を取って、それこそ相談してみました(笑)
鷲尾「札幌で児童デイやっているんですが、岩内への出店を考えてまして、需要はいかがですか❓」
相談室「結果から申し上げますと、全然足りていません。受け入れが出来なくて拒否されてしまったりしている子供もいます。」
鷲尾「本当ですか❓」
相談室「ええ本当です。さらに利用児は全員週1回のみの利用に制限されています」
鷲尾「えー❗️本当ですか❓」
相談室「本当です(笑)現状、岩内町、共和町、泊村、神恵内村の4市町村で1箇所しかないのでそこで80名前後の登録があります。全員に均等に通って頂くとすると週1回が限界なんですよ」
鷲尾「ではどうしても、預かってもらいたかったり、週2回をお願いしたい人はどの様にされているんですか❓」
相談室「余市町や倶知安町に親御さんが送迎してます」
鷲尾「それは大変だ、往復1時間以上かかりますよねー」
相談室「ですので、もしお考えでしたら是非設立してください。応援します❗️」
鷲尾「ありがとうございます、検討させて頂きます」
ざっくりこんな内容でした、実際には30分ぐらい相談に乗って頂いたかと思います。
相談室の方もビジネス上は一人でも多くのプランを作成しないと報酬が入らないので、必死感がありました(笑)
これを聞いて、本当か❓と本気で思いましたよ。札幌では週6回でも通うわせたかったら出来る現実。それに比べて岩内町では週1回が限度。
ある程度自分で住むところも仕事も決めれる大人になれば、地域格差があっても引っ越しすればいいという選択肢があるかもしれませんが、弱者と言われる子供、さらに障がいを持ってるとされる子たちに住む場所は実質選べません。そんな子供達へサービスの地域格差があっては、いけない❗️本当にそう思いました。
最初は、人脈もあるし、土地もしってるしで始めたリサーチでしたが沸々と自分がやらなければだれがやる❓という決意が生まれ始めました。
電話だけでは、確信出来ませんでしたので実際に足を運んでみました。
・相談室
・既存の児童デイ
・空き店舗オーナー
3箇所にアポイントを頂戴し、岩内町へGO❗️
相談室では、実際の相談件数や現在の岩宇地区(岩内町、共和町、泊村、神恵内村)の障がいサービスの状況も聞かせてもらいました。やはりというか児童デイの需要だけではなく、訪問系、生活介護のサービスも足りていない。一箇所しかないという状況でした。
エビデンスまで用意頂き本当に助かりました。
次は、既存で運営している児童デイサービスの自発管の方にお話を頂戴しました。お会いさせていただいた方も一箇所しかなく、もう一つあった方が利用者さんも選ぶことが出来るし、回数通える事が出来るので是非設立してください、応援しますと。行くところ行くところ肩を押されていよいよ設立しなくちゃいけない空気を感じました。
さらに借りるとしたらここがいいなーという駅前のコンビニ跡地のオーナーとお話しさせて頂きました。前まで介護保険のデイサービスが入っていた事もあり殆どがそのまま使える状況。デスクとかもある感じでした。そこは129平米あり家賃が10万円❗️札幌だと30万はくだらないでしょう、さらに保証料や敷金などは一切無く契約期間の定めも無し❗️イニシャルコストがデイサービスはどうしてもかかりやすいので、これは助かりました。
そこでオーナーさんにも私たちの事業を説明し、参道頂き、その日に町議会議員さんをご紹介いただき、岩内町の空き店舗補助金の話を聞きました。
補助金の内容は、家賃の1年間を半額補助、内装費の半額を補助という事でした。
やはり生の声を聞き、直接お会いする事でコロコロ話が進んで行ったのだと思います。
電話やネットでのリサーチもそうですが、生の声も聞かせてもらい自分たちの理念に共感してもらうことはとても大切で、それが応援団を作るという事になるのでは無いかと思います。
この日からフェイスブックで業務報告がわりに始めた岩内での仕事振りが過ごしづつざわつき始めたのです。