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介護老人福祉施設とは何か?

入居者に介護や看護に重点を置いたケアを提供する

特別養護老人ホームとも呼ばれる介護老人福祉施設は、入所した要介護者要介護者に対して、入浴・食事・排泄の介護と各種レクリエーションなどを提供する施設です。86年の福祉法改正に基いて制度化された介護老人福祉施設では、医療よりも介護や看護に重点を置いたケアが提供されます。介護老人福祉施設の居室はかつて4人部屋(多床室)やユニットを構成しない個室(従来型個室)がほとんどでしたが、最近は厚生労働省によってユニットケア化(ユニット個室)が進められています。ユニットケア化された施設には、少人数のユニットごとに共同生活室が設置され、そこで食事や談話ができるようになっている。

 

 

30万人以上が入所を希望しながら待機しています

厚生労働省や地方自治体は介護給付の財源問題から、介護老人福祉施設の新設を制限しているので、2016年度時点で36万人以上が介護老人福祉施設への入所を希望しながら待機していると言われている。かつては申込順だった入所も、現在は要介護度、生活状況、年齢、在宅介護期間や入院期間、家族及び介護者の有無、資産や収入額などを点数化して入所が判断されるようになった。入居者は残りの人生の時間を施設内で過ごすことがほとんどで、申込者になかなか順番が回ってこない為、2015年の制度改正で入所対象者が原則要介護3以上となりました。その結果、前回調査よりも待機者が10万人以上減っています。 

 

 

介護老人保健施設とは何ですか?

病状の安定した患者に看護や介護などを提供する

老人保健施設(老建)とも呼ばれる介護老人保健施設は、入院の必要がなく病状の安定した要介護者に対して、医療や看護やリハビリテーション、入浴・食事・排泄といった介護を提供する施設です。介護老人福祉施設と病院との中間的存在である介護老人保健施設は、主に寝たきり老人や認知症患者などを受け入れています。入所期間が比較的短い介護老人保健施設では、多床室から個室従来型からユニット型への切り替えがゆっくりで、約6割が多床室、ユニット型は1割弱に過ぎません。また、2008年介護療養型医療施設の転換の受け皿となる介護療養型老人保健施設(新型老健)と呼ばれる施設も誕生しています。

3ヶ月ごとに退所あるいは入所継続の判定が行われます

介護老人保健施設への入所の可否は、施設スタッフや医師、行政担当者などで構成される委員会が、要介護度、介護の必要性、介護者の状況、待機期間、資産や収入額などから総合的に判断します。また、介護老人保健施設でのサービスはあくまでも在宅復帰を目的としたケアである為、介護老人福祉施設のように終身制ではなく、入所期間である3ヶ月ごとに退所あるいは入所継続の判定が行われ、検討会議で対処可能であると判断された場合には退所しなくてはなりません。一方で、平均在所に日数が1年弱と短い為、入居率は高いものの、入所基準を満たしていれば、一般に3ヶ月から半年程度で入所可能なケースが多いようです(複数施設への申し込みも可能)

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