皆さん、こんにちは!!北日本ケアサポートです♪

 

皆さんは、過誤請求を経験したことはありますか?
過誤請求とは、1度国保連合会の審査が通り、お金が入金された請求を取り下げ、お金を返金し再度請求を行うことを言います。

 

私が経験した過誤請求


私が所属していたサービス事業所では、「同一建物減算」と「通所利用減算」を算定していました。「同一建物減算」とは、事業所と同一敷地内または隣接する敷地内に所在する建物に居住
する者に対して、サービスを提供した場合に減算すること言います。また「通所利用減算」とは、区分支給限度額の範囲内で柔軟に通所・短期入所ニーズに対応するため、通所系サービスの
利用時には1日分の単価の3分の2相当額を日割り減算することを言います。

 その頃、介護事務の仕事を始めたばかりで、教えていただける人がいなかった為、ほぼほぼ自分自身で学習をしている状態でした。ケアマネジャーから頂いた提供票に実績を入れていって請求を行っていたのですが、その提供票に「通所利用減算」が6ヶ月入っていなかったんです!!私はそのことに気付けませんでした。あるとき、初めて会うケアマネジャーに「通所同一建物減算が入ってないんじゃない?」と指摘を受け、顔が青ざめたのを覚えています。そのあとが大変でした・・・。

上司への報告、各保険者への過誤請求の申請手続き、ご家族様へのご説明と謝罪を順番に行っていきました。過誤申請が通った際には、6ヶ月分の再請求を行い、利用者様1人1人の差額を出し、請求書と領収証を差し替える作業を行いました。深夜にまで及ぶ作業とはなりましたが、ご家族様へのご説明、対応も早かったため、クレームを頂くこともなく、逆に「遅くまでご苦労様」「今日も出勤かい?身体壊さないようにね」と声をかけて頂き、心温まる思いと日々のご家族様とのコミュニケーションが私の励みとなりました。

 

この時、感じたこと・・・

私がこのとき感じたことは、介護システムに頼っているという事実とケアマネジャーの提供票には必ず目を通し、自分の事業所の体制加算を把握することの大切さを学びました。それからは、提供票をお預かりしたら、サービス内容の確認と利用者様の個人情報や予定の確認等を行うようになりました。そうすることで、同じ間違いを繰り返すことはもちろん少しの疑問もケアマネジャーに問い合わせることや自分自身で調べる作業を行うという事前の動きへと繋がりました。また、そういった動きがケアマネジャーとのコミュニケーションやご家族との信頼関係へと繋がり、私自身を大きく成長させてくれました。今年は、介護報酬の改定があります。そこまで大幅に変わらないという噂もありますが、どのように変わるのかと今から楽しみと学びにワクワクしています。

また皆さんに私の経験・体験をお話しできたらと思います。 では、またの機会に・・・