褒め方でやる気が変わる?心理学に基づいた褒めるテクニックが満載! No.2
『対人援助の現場で使える 承認する・勇気づける技術 便利帖』
こんにちは! 北日本ケアサポートです。
前回、承認欲求を満たす効果的な褒め方をすると、相手の行動や意欲に良い影響を与えるとご紹介しました。
*前回はこちら→褒め方でやる気が変わる?心理学に基づいた褒めるテクニック No.1
今回は『対人援助の現場で使える 承認する・勇気づける技術 便利帖』に記載されている、相手を承認するテクニックをご紹介します。
・相手の存在を承認する5つの方法
相手を褒めたい! と思っても、その相手が特別な『何か』をしなければ、褒められないと思っていませんか?
本によると『存在承認(その人が存在していることに注目して関心を示すという方法)』を使うと、あなたの存在に気づいていますよ、という承認となるそうです。
この存在承認は誰に対しても簡単に行え、本には5つの方法が紹介されています。
1:存在を承認する
2:気づかいの言葉をかける
3:表情やアイコンタクトのコミュニケーションツールを使う
4:話に耳を傾ける
5:待ってみる
例えば、1:存在を承認するは、こちらからあいさつをするだけでも、相手は自分の存在に気づいてくれていると感じます。その際に「〇〇さん」と名前を加えると、さらに効果的です。
また、介護者が「〇〇さんの笑顔に、私たちは励まされています」などと、相手の存在意義を伝えるのも良いそうです。
そのほかにも、「暑いなか、大変でしたね」と相手を思いやる言葉、相手の話を遮らずうなずく、相手の言葉を穏やかに待つ(この時には「ゆっくりでいいですよ」と声をかけると良いそうです)なども、『存在承認』となります。
私たちも「北日本ケアサポートさん、介護請求で相談したいことが……」と名前を言われたら、解決に向けて全力でお手伝いしますよっ(๑•̀ㅂ•́)و✧ *名前を言われなくても全力で頑張ります(笑)
・相手の強みを承認する6つの方法
強みとはその人が得意とすることではなく、その人すべてが強みとなる、と本には書かれてあります。
その承認方法が6つ紹介されています。
1:結果をそのまま伝える
2:具体的な行動を伝える
3:気持ちを伝える
4:褒めてみる
5:任せてみる
6:一緒に喜ぶ
1:結果をそのまま伝える は、何を成果と捉えるかが重要だそうです。
例えば、100%の結果が得られなかったとしても、80%まで達成できたのなら「目標達成まであと一歩、というところまで達成できましたね」と承認します。
もしそれが、30%だったとき「0ではなく、30%だったのは何ができたからですか?」と尋ね、そのできたことを承認するそうです。
そのほかにも
「計画通りに実行できましたね」
「〇〇さんのように、私も頑張ろうと思いました」
「〇〇ができるなんて、すごいですね」
「上手にできているので、お任せしてもよろしいですか」
「解決できて、ほっとしましたね」
など、援助の対象者への具体的な声かけが本の中で紹介されています。
いかがでしたか?
褒める・認めるといった承認は、言葉だけを見れば難しそうに思えます。しかし、本を読むと、特別なことをしたり、言ったりするわけではないことが分かります。
相手に対するちょっとした気遣いや結果の捉え方を変えることで、相手を承認する種はたくさんあるようです。
次回も『対人援助の現場で使える 承認する・勇気づける技術 便利帖』に書かれている、承認上手になるテクニックを、もう少しご紹介したいと思います!
以上、北日本ケアサポートでした♪