褒め方でやる気が変わる?心理学に基づいた褒めるテクニックが満載! No.1
『対人援助の現場で使える 承認する・勇気づける技術 便利帖』

 こんにちは! 北日本ケアサポートです。突然ですが……みなさん、カラオケはお好きですか?

 もし、あなたの歌を誰かが聞いてくれたとします。
 その感想が「上手ですね」「素敵ですね」でしたら、褒めてもらえた! と嬉しくなりますよね。

 では「思い出の曲を上手に歌ってくれて、ありがとう。感動しました」と言われたら、どう思いますか? 私なら、もっと上手に歌えるように練習しよう!と思ってしまいます。

 実はこれ、私が実際に言われた言葉です() 単純……ですかね?(;-ω-)

 私たちは、誰かに認められたい、褒められたいという承認欲求を、常に心の中に持っています。
 この承認欲求という言葉は、近年ではあまり良いイメージではありませんよね……。
 ですが、承認欲求を満たす効果的な褒め方をすると、私のように「もっと上を目指そう!」と意欲が高まるのもまた事実です。

指さし

 前置きが長くなってしまいましたが……

 今回ご紹介する書籍『対人援助の現場で使える 承認する・勇気づける技術 便利帖』は、相手の承認欲求に対し効果的に働きかけ、意欲を高める方法などが書かれています。
 これはいわば褒めるテクニックの本です。
 介護や医療、児童福祉などの対人援助の現場向けに書かれた本ですが、日常生活や職場でも、とても役に立つスキルだと思います。

そもそも、『承認』って何?

 単に『承認』と聞くと、何かを許可する、と思いますよね。しかしこの本では、『承認』は、相手の行為を肯定的に認めることである と書かれています。

 私は、子育てコーチングのお話を専門家から伺ったことがあります。そのときにも、承認とは「相手の存在そのものを認め、そのことを相手に伝える」と教えていただきました。

 まずは、私たちが相手を認める(受け入れる)。そして、それを相手に伝える(←これが、けっこう難しい!)
 相手は、他人に認められたと分かると、自己肯定感が高まります。すると、自分を認めてくれた人に対し信頼を置きます。
 こうした互いの信頼関係が築かれて初めて、その人が抱える問題と向き合う『準備』ができるのです。

効果的な『承認』をすると、どんなことが起きる?

 本には、承認から得られる効果が4つ書かれています。

 1:相手の自己肯定感を高める
 2:相手の自尊心を高める
 3:相手のモチベーションを高める
 4:相手と良好な関係を形成する

 これらの詳しい解説は、本にお任せして……(笑)
 この4つの効果は、本人だけではなく、他者との関係においても良い影響を与えます。

 だって……誰かに褒められたら、同じように、誰かを褒めてみたくなりませんか?

虹と手をつなぐ

 このように、褒める・認めるといった承認は、仕事や子育てなどにおいて身につけておきたいスキルです。それだけではなく、本のタイトルにもある通り、介護や医療、児童福祉などの援助の現場でも、大いに役立つと思います。
 しかし、単に相手を肯定的に認め、褒めればよいというわけではありません。

  冒頭に書いた私のエピソードを覚えていますか?
 何かの行動に対し「上手」「素敵」と言われるだけでは、相手は「褒められた!嬉しい!」で終わってしまいます。
 その褒め言葉に「○○してくれて、ありがとう」「助かったよ」と加えるだけで、「次も頑張ろう」「もっとこうしようかな?」と相手の次の行動意欲へと繋がっていきます。

  つまり、その時々に合わせ、相手に適した承認ができると、相手のやる気や行動が変わるのです。

 次回は『対人援助の現場で使える 承認する・勇気づける技術 便利帖』に書かれている、承認上手になるテクニックをいくつかご紹介したいと思います!
 (ちなみに、私が褒めてもらった歌は、Mr.Childrenの「HERO」です。とっても素敵な曲なので、ぜひ聞いてみてください♪)

 以上、北日本ケアサポートでした♪

*次回はこちら→褒め方でやる気が変わる?心理学に基づいた褒めるテクニック No.2

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