みなさんこんにちは!北日本ケアサポートです。
毎日寒い日が続きますね~。皆さんは体調崩しておりませんか?
さて、今回は介護事業の運営についての最終回です。
これからの介護現場に、皆さんはどのような思いがあるでしょうか?
★団塊Jr世代の社会的貧困問題★
今後、団塊世代が後期高齢者になり、その世代を親に持つ団塊Jr世代達は
非正規雇用や収入の確保ができない中での介護費の捻出など、冷遇な環境が
予想されます。
2030年代後半には「8050問題」が顕著化してきます。
80代の親を50代の子供が介護するという事で、8050問題と言われています。
しかし、現代の40代は「氷河期世代」「ロストジェネレーション」と言われ
ているように、非正規雇用の影響を多大に受け、自らの老後費用も賄えない方
が多くいるのが現状です。
そして、その世代は生活保護受給者も増加し、社会保障費が圧迫され経済に
深刻な影響を与えます。
★高齢化による見取りと向き合う★
少子高齢化の影響と労働人口減少で、既存の医療サービスが対応できない
可能性があります。
また、単身世帯の増加で看取ってくれる家族がいない人も増える為
「見取り難民」が増えると想定されます。
更に、孤独死や火葬場・墓地不足などの問題にも介護事業者は行政・地域
と連携して対応していく必要があります。ターミナルケア(終末期医療)
を理解し、介護職員が見取りを前向きにとらえるように施設全体で支える
体制も必要です。
★介護施設は地域の花になろう★
介護事業運営には「地域センス」が必要です。地域の都市計画や人口
動態により、経営戦略を変更していかなくてはなりません。役所や地域包括
などから情報を収集し、どの部分を地域で担うかを法人内で話し合うのも重要です。
介護事業で【口コミ】は強い影響力を持ちます。地域の住民や関係者の発言が
事業の経営を左右すると言っても過言ではありません。
地元のイベントや共同企画等に参画し、地域との共生をいかに図っていくかが
施設発展のカギとなります。
今回はこれからの介護現場の課題と展望についてでした。
介護事業を志す方、既に運営されている方のお役に立てたでしょうか?
これからの介護業界をみんなで築いていきましょう!
参考図書【これで失敗しない介護事業の経営・運営のノウハウ】発行:同友館