介護保険請求ソフトのほとんどがLIFEと連動するという回答。ただし、注意すべき点も

 こんにちは! 北日本ケアサポートです。

 デイサービスやリハビリテーション系の介護サービスを提供している方は、「4月からのLIFEの扱いをどうすればいいの?」と不安になっているかと思います。
 弊社とご契約中の介護事業所様からも

「請求ソフトとLIFEに、二重で情報を入力しなくてはいけないの?」
「記録はエクセルで管理をしているけど、LIFEはどうすればいいの?」

など、数多くのご質問を頂戴しております。

 そこで今回は、現時点でお伝えできる情報を、余すところなくご紹介したいと思います。
 この記事によって不安が少しでも解消し、介護現場に集中して頂ければ幸いです。

「介護保険請求ソフトのほとんどがLIFEと連動する」

 我々、北日本ケアサポートという会社は、介護保険ソフトの販売も数多く行っております。
 各メーカーに、LIFEとの連動について問い合わせしたところ、ほとんどのメーカーが「連動する」という回答でした。
 ただし「全ての介護サービスにおいて、正確に連動するのはいつか?」と尋ねたところ、「未定」とのことでした。

「LIFEと連動する期日がはっきりしないのは、なぜか?」

 メーカー側がLIFEと連動する期日を明確に答えられないのは、ある意味仕方ない事だと思います。
 この理由として、3つの原因が考えられるからです。

 1:「LIFE」自体が登録すべき内容を変更する可能性があるから

 運用開始直後のLIFEは、その運用状況に合わせて入力項目等が変更される可能性があります。
 LIFEの運用が一定の状況にまで落ち着かなければ、メーカー側も介護保険請求ソフトをどう連動させれば良いかが分かりません。こうした事情から、期限を明確に答えられない、というメーカーの回答は納得がいきます。

 2:メーカーにとって初めての経験

 厚生労働省が作成したデータと連動させる事は、メーカーにとっても未知の経験であり、今後の予測がしづらいというのも大きく関係していると思います。

 3:実際に運用してみないと不明な点が多い

 システムというものは、世の中に出してフィードバックをもらいながら修正・調整して完成度を上げていきます。そのため、最初から完璧なシステムはできないでしょう。

 ※連動するスケジュールの目安が出ているところもありますので、詳細は契約しているメーカーにご確認ください。

「事業所の運用方法により、LIFEとの連動の有無が変わる」

 では実際、どんな運用方法だとLIFEとの連動が必須になるのでしょうか?
 注意すべきは、LIFEと連動したところで、生産性の向上に寄与しない運用パターンがある点です。
 下記に、運用方法別に解説しますので、ご自身の事業所がどれに当てはまるのか確認してみてください。

 1:実績入力「国保連ソフト」 記録「エクセル、ワード等」 →LIFEとの連動不可

 国保連ソフトも、自ら作成したエクセルやワードの記録もLIFEとは連動ができません。
 厳密には、このような連動は素人には難しいという事です。どうしても連動したいとなれば、システムを構築できる方に依頼する事になります。ですが、費用対効果等を考えると、システムの構築は現実的な金額では無くなると思います。

 そこでこの場合は、実績入力を国保連ソフト、記録をエクセル、ワードという従来通りの運用に加え、LIFEの入力する、という三重の作業となります。
 こうなると作業量が多くなるため、現場の負担が増えてしまい、この運用方法もメリットは少ないと思います。
 このことから、実績と記録、そしてLIFEが全て連動した介護保険請求ソフトへの切り替えをお勧めします。

 2 :実績入力「ソフトメーカー」 記録「エクセル、ワード等」 LIFEとの連動可。ただし…

 この場合、実績入力に利用しているソフトに、どの様な情報を入力しているかによって対処が変わってきます。

 実績を伝送するために最低限の情報しかソフトに入力していないのであれば、LIFEと連動しても、反映されるのは基本情報ぐらいです。エクセル等の記録はLIFEとは連動できませんので、その分を二重で作業することになります。
 つまりこの場合は、実績を入力しているソフトよりも、記録をどのように管理しているかが問題となります。

 3 :実績入力「ソフトメーカー」 記録「ソフトメーカー」 →LIFEとの連動可

 多くの事業所は、実績入力と記録が同じメーカーまたは連動しているメーカーをご利用しているかと思います。
 この場合、LIFEとの連動はとても楽になります。
 ソフトに基本情報を入力し、記録に計画やモニタリングを入力すると、LIFEに必要な情報と連動するため、事業所の仕事量は少なく済みます。

 LIFEの利用による加算額はごく僅かです。そう考えると、仕事量を少しでも減らしたほうが良いと思います。

 

 LIFEとの連動は事業所の運営方法により異なるため、ご自身の事業所が連動可能な運用方法かを、まず確認する必要があります。
 次に、LIFEとの連動が可能な運用方法だと分かれば、契約している介護保険請求ソフトメーカーと記録ソフトメーカーにご確認ください。
 冒頭でお伝えした通り、ほとんどのメーカーから、LIFEと連動するという回答になるかと思います。その際に、LIFEと連動する詳細なスケジュールを聞き出せると良いですね。

 LIFEとの連動がどんなにスムーズに行われたとしても、さまざまな入力作業は必須となります。日常の業務に追われる中、その入力さえも大変だという声が聞こえて来そうです。
 そのような悩みを解決しているのが、私たち北日本ケアサポート株式会社です。
 基本情報の入力から伝送、利用者さんへの請求書発行、発送業務など介護事業所で必要なさまざまな事務作業を請け負っております。
 気になる金額はこちらです。

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