アンガーマネジメントとは? 介護や障がい福祉でも使えるテクニック No.3
『保育者のためのアンガーマネジメント入門:-感情をコントロールする基本スキル23』

 こんにちは! 北日本ケアサポートです。

 前回は、アンガーマネジメントの基本スキルをご紹介しました。
 *前回はこちら→アンガーマネジメントとは? 介護や障がい福祉でも使えるテクニック No.2

 No1の記事の最後でも触れましたが、アンガーマネジメントは「怒りと上手に付き合うためのトレーニング」です。
 そのため、アンガーマネジメントを日々意識して行動しなければ、そのスキルは身に付きません。それは、知識として知っていることと、実際にその知識を使えることは別の話だからです。

 こうしてアンガーマネジメントを身に着けたとしても、他者から受ける怒りに対して、どう向き合えばよいのでしょうか?

本と花

他者の第一次感情に目を向ける

『怒り』は、第一次感情が溜まり続けた結果、表に現れた感情であると、『アンガーマネジメントとは? 介護や障がい福祉でも使えるテクニック No.』でお話をしました。
 ということは、怒っている人は、第一次感情が心のコップからあふれ出ている状態です。

 この本では、下記のような具体的な例が書かれていました。

発熱したお子さんの親御さんに連絡すると、「その程度の熱で連絡しないでください。休めるものなら休みたいけど、職場でいろいろと言われるのが嫌なんです。園でもう少し預かってくれないと困ります」というような内容で怒鳴られた。

 私も親なので分かりますが、お子さんの発熱の基準は375分以上です。そして小さなお子さんであれば、体調が急変することもあります。ですので、園が親御さんに連絡を取るのは当然です。
 それにもかかわらず、親御さんはお子さんのお迎えに難色を示し、さらにはその怒りを保育者へぶつけています。
 この親御さんの、一見すると理不尽ともとれる怒りは、どこから来ているのでしょうか?

 本によると、このような場合は怒っている人の第一次感情に注目すると書かれていました。

 例の親御さんは
  「休みたいが休めないつらさ
  「職場の人に何か言われるのが嫌だ
  「預かってもらえないと困る
と、第一次感情を語っています。
 相手の第一次感情に注目すると、この親御さんの置かれている状況が少し見えてきませんか?

 この本では、怒っている人の第一次感情に寄り添った対応をすると、溜まり続けている相手の心のコップの水を減らすことにつながる、と書いています。
 具体的には、相手を思いやる言葉や気づかいの言葉をかけるとよいと思います。実はこれは『存在承認』と言い、相手との信頼関係を築くテクニックの1つです。
*詳しくは『褒め方でやる気が変わる? 心理学に基づいた褒めるテクニック No.2』で説明しています。気になった方は、ぜひ読んでみてくださいっ

コップとガラス

他者の怒りの思考に目を向ける

 前回の記事でご紹介した「アングリーボックス(どんなことがあっても譲れないこと)に、多くの事柄が入っていると、理想と現実のギャップにイライラし、怒りに振り回されることが多くなってしまいます。

 前述の例の親御さんも
 「その程度の熱で電話してくるべきではない」
 「その程度なら園で預かるべきだ」
という考えが、アングリーボックスに入っていると考えられます。

 では、この親御さんの「アングリーボックス」を、無理やり「スマイリーボックス(「ま、いいか」と許容範囲内のこと)」に変えられるでしょうか?

 私が思うに、自分の考えは、納得する事由がないとなかなか変わらない気がします。怒りに心が支配されているときであれば、なおさらです。
 本によると、相手の考えを変えられないのなら、まずは自分の気持ちのもち方を変えることから始める、と書かれていました。
 ただし、これは相手の主張に従う、というわけではありません。
 相手の「第一次感情」や「○○すべき」を探し出すことで、相手の怒りに飲まれることなく、対応が可能になるそうです。

『保育者のためのアンガーマネジメント入門:-感情をコントロールする基本スキル23』では、他者の怒りとの向き合い方を、自分の怒りのタイプ別に事例を踏まえ、どう対応したらよいかが具体的に書かれています。

 冒頭にも書きましたが、アンガーマネジメントは日々トレーニングを続けることが大切です。
 本に書かれてある事例を踏まえつつ、自分であればどう対応しようか? とイメージトレーニングするのもよいかもしれませんね。

手の中のハート

 本の著者の野村さんは、物的環境は変えられなくても、人的環境は保育者次第で変えることができる、と巻末に書いています。
 しかし、保育者や介護者などの現場の方にだけ環境の改善を任せるのではなく、施設事業者の方も現場の忙しさを緩和する工夫が必要です。
 忙しさが緩和されることで、現場の方のイライラが軽減します。すると、施設全体の雰囲気がよくなり、結果、保育や介護の質が高くなっていくと思います。

 このような忙しさの緩和をお手伝いするのが、介護や福祉障がいの請求代行、事務代行を行う、私たち北日本ケアサポートです。
 請求代行がどういったものかなど、具体的なイメージはこちらをご覧いただくと分かりやすいと思います → 一発解決Q&A
 さらに詳しい内容をお聞きになりたい、またはご相談したいことがあれば、こちらから気軽にご連絡くださいね → お問い合わせ
 
 以上、北日本ケアサポートでした♪

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