~介護業界の4K~

やはり介護職の世界では世間から4Kと言われる仕事だと思います。
あくまでも世間がいう4Kの代表例にはなりますが、「きたない」「きつい」「きけん」「給与が安い」

実際に現場で働いてる人達はどう思っているのかな?
世間の言う4Kに近いものはあるでしょーと思っている人。
ぜひこの本を読んで頂きたいです。

~現場が思う・目指す4K~

この本では実際に介護現場からのメッセージとして4名の方に取材をしています。
この4名以外にも多くの施設で働く人たちのアンケートを取っているので、
よりリアルの声が聴けるのではないでしょうか。

◆他業種から介護職、看護師になった人の話

◆若手介護職員の話

◆介護老人保健施設勤務の人の話

◆理学療法士の人の話

◆他、多くの施設で従事しているスタッフからのアンケート

様々なかたちで直に利用者と関わっているいる人たちの話やアンケートを私なりにまとめてみました。

クローバーと建物

世間的な4Kとは違う。
しかし、「K」がないわけではない。
スタッフが危険にというよりは、利用者の転倒リスクやケガの危険が起きないように神経を使う。、
夜勤勤務の時、少ないスタッフでの業務は疲れる、基本常に人手不足だと感じる。

でも、生身の人のお世話をできるのはやっぱり人間である。
人間だから当然身体能力や特徴も違うしみんなそれぞれ感情がある。
だからこそ、しっかりコミュニケーションをとりながらお世話をしなする。

お世話の結果、元気になって退所してデイサービス利用者としてまた再開するときの喜び。
「ありがとう」と言われるとき。

昨今の介護業界の4Kは「希望」「感謝」「堅実」「協働」を目指しているし、
職員の感覚でもかなり新4Kの世界だと思うと。

また、施設経営側は、旧4Kの「給与が安い」(介護職に従事する役7割の人が感じているようです)の
部分を少しでも解消したいと考えているんだなと思いました。

そのために、「確定拠出企業年金」や「確定給付企業年金」の充実を図ろうと!
このご時世、介護職で働いている人たちにも退職金の代わりや、豊かな老後資金確保のためにも
「確定拠出企業型年金」・「確定給付企業年金」の充実・拡充が急務なんだなと。
この本がきっかけで私自身も確定拠出型年金と確定給付企業年金について少し調べてみるきっかけになりました。
(介護単語は聞いたことあるけど、意味なんて全く知らなかったので)

従事しているすべての人に少しでも早く、この恩恵と「希望」「感謝」「堅実」「協働」の世界であることを願います。

この書籍の最後には介護職の基礎知識、老健の基礎知識も掲載されています。
特に老健の基礎知識の中には実際に入居して時の費用の平均値もあり、
将来的に老健で暮らしたい人には役立つし参考になると思いました。
私は特にこの部分を熱心に読んでいます!

 

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